商品名 |
自動車排ガステスター UREX-5000V-Ⅱ |
商品番号 |
EG1802-0000(2ガス対応) EG1802-5000(4ガス対応) |
商品カテゴリ |
エンジン調整用機器(ガソリン) |
特長 |
- UREX-5000V-Ⅱは自動車整備工場での検査、点検及びエンジン調整に使用する自動車排出ガステスターです。
- 国際規格にも対応できる性能と機能を兼ね備えています。
- 使い易さを追求した結果、高い操作性と高い信頼性を持ち合わせながらも、容易なメンテナンスを実現しました。
- 4ガス対応モデルEG1802-5000は測定対象にCO2、O2を加え、さらに空燃比、ラムダの計算表示機能を搭載。排ガスデータからエンジン診断が可能です。
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モデルラインナップ
- 2ガス対応モデル EG1802-0000
- 車検の必須検査項目である、一酸化炭素(CO)と炭化水素(HC)を測定するベーシックモデル
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- 4ガス対応モデル EG1802-5000
- COとHCの測定に加え、二酸化炭素(CO2)と残留酸素(O2)の測定により、エンジン診断を可能にした上級機種
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高い操作性

写真は2ガスタイプ
- ■小型軽量
- 大きさは幅250×奥行345×高さ145mmのコンパクト設計で、重さは約5kgと軽量です。
- ■バックライト付の大型液晶表示器
- バックライト付の大型液晶表示器の採用により表示が見やすく、容易に読取りが可能です。
液晶表示のコントラストは測定中最適値に調整できます。
測定値のデジタル表示は、液晶表示器いっぱいに拡大した見やすい文字デザインを採用しました。
- ■操作性のよいスイッチ
- 立ち作業で操作しやすいように、スイッチ部(電源スイッチを除く)を前面上部に配置、操作性が向上しました。
- ■タイマー表示
- ディスプレー画面上にタイマー表示、作業の時間経過等が一目で確認できます。
- ■暖機時間はわずか4分
- 電源をオンにしてから、わずか4分で測定可能です。しかも暖機終了までの時間をカウントダウン方式で表示し、待ち時間のイライラを解消します。(従来技術水準の暖機時間は30分以内の規定でしたが、新技術基準では暖機時間の制限はありません。但し、新技術基準では暖機を完全に終了し測定精度を満足するまでは、測定できてはならないことになりました。)
- ■ゼロ調整不要
- 赤外線式で新しい機構を採用し、基本的にゼロ調整が不要です。
- ■高速応答
- 強力ポンプの採用により、95%応答10秒以内と非常に高速応答です。(新技術基準では95%応答15秒以内)また、低温側から高温側に至るまで、広い温度範囲で排気ガスの安定した吸引能力を維持し測定ができます。
- ■省エネルギー機能
- 測定していないときに自動的に待機に戻す自動停止機能を備えています。これにより自動的にポンプをOFFにすることができ、不要なポンプの作動を停止して、ポンプやフィルタ類の超寿命化や省電力化を図ることができます。
- ■自動パージ機能付
- 測定を終了し待機状態に戻したいときは測定器内の残留排気ガスをチェックし、自動的にエアパージを行ってから待機になります。測定を開始するときも、前回の残留ガス影響をを避けるため、エアパージをおこなってから測定に入ります。またこの場合のエアパージ中は測定値を表示しません。
- ■排気ガス測定の検出機能
- 排気ガスの測定対象は「EG1802-0000」では一酸化炭素(CO)と炭化水素(HC)を、「EG1802-5000」ではそれに加え、二酸化炭素(CO2)と酸素(O2)の検知を行います。
高い信頼性
- ■運輸省の新技術基準に対応
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JATA(OML)日本自動車運送技術協会)技術基準適合証明を第1号で取得(JATA-CO・HC-1)、国際基準(OML)にも整合しています。
本技術基準に対応するために、分析には新しい機構の赤外線方式を取り入れ、内蔵したマイコンの機能をフルに活用します。
ゼロの安定性が高いです。測定値のバラツキがなく高精度です。
COは0.01%(0.00~10.00%)、HCは1ppm(0~2000ppm)、CO2は0.1%(0.0~20.0%).,O2は0.1%(0.0~25.0%)までの高分析機能です。
表示画面注) EG1802-5000の画面です。
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保守が容易
- ■ドレンは自動排出
- ドレンは自動排出です。たまったことを確かめて、あらためて捨てるといった手間が省けます。
- ■フィルタのチェックや交換が簡単になりました
- プローブに樹脂製プレフィルタを装着しました。水分に強くかつ交換が容易です。また、プローブのフィルターケースをスケルトンにしたためフィルタの汚れのチェックが容易になりました。
測定器本体のフィルタ類を本体後部に上向きに配置しました。透明のカバーのため、フィルタのチェックが容易になり、また交換が簡単に出来ます。
- ■較正は簡単操作
- 較正操作を半自動化しました。較正用ガスの濃度を操作キーで入力し、あとは較正用ガス缶を差し込むだけで、自動的にガス較正が完了します。較正用ガスは単独成分ガス及び混合ガスのいずれでも使用できます。また、2ガステスターには較正ガス注入終了の表示が追加されました。
- ■ダストフィルタの保守が容易
- 測定器本体を冷却する空気取り入れ口にダストフィルタを装着し1箇所に集中しました。これにより、大気中の汚れが本体に侵入しにくくなり、またフィルタは簡単に取り外し出来るため、洗浄が非常に容易です。
4ガステスターの必要性~ガソリン車の排ガスはCO、HCだけではありません~
自動車整備業界では排ガスといえば車検との関係からCO、HC以外についてはあまり目を向けられていませんでした。しかし排ガス成分はCO、HC以外にNOX(窒素酸化物)、CO2(二酸化炭素)、O2(酸素)があり5つの成分からなっています。
そのうちCO、HC、NOXについては触媒を通すことで無害なCO2、H2O、N2に還元されるので、本来の排出量の約1/10に低減されています。一方CO2、O2は触媒の影響をほとんど受けないので、排ガスデータからエンジンの調子やトラブルを診断判定するにはCO2、O2の値を測定する必要があります。また、現在のエンジンはすべて空燃比制御(ラムダコントロール)を受けているので空燃比も同時に測定しなければなりません。
そこで「CLEAN SKY(EG1802-5000)」では測定対象にCO2、O2を加えさらに、空燃比、ラムダの計算表示機能を追加することで車両検査用だけでなく、「排ガスデータからエンジン診断」という新たなアプローチを提案しています。
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CO :一酸化炭素、不完全燃焼によって発生する副産物(有害)
HC :炭化水素、ガソリンの未燃焼成分(有害)
NOx:窒素酸化物、高温化の燃焼でのみ発生する副産物(有害)
CO2:二酸化炭素、ガソリンの燃焼成分(無害)
O2 :酸素、残留酸素(無害)
空燃比 :エンジンの燃焼に必要な空気と燃料の割合を重量比で表したもの。
空燃比制御:空気と燃料の混合気が常に理論空燃比付近の範囲内にとどまるように制御すること。
ラムダ :空燃比制御(ラムダコントロール)システム上で空燃比の値を計算数値に換算したもの。